大黒天物産でのキャリア教育

▮大黒天大学と研修

入社すると短期間、「大黒天大学」と呼ばれる社員をアジテートする研修が行われ、右耳にボールペンを挟んだ大賀昭司社長の講話を聞いたりします。その研修後、店舗に配属された社員が大卒の場合は副店長から数ヶ月で店長になります。急速に店舗拡充している為、店舗当たりの正社員数は少なくなっており、店舗は店長以外はオールパート化を目指しています。副店長もパートになります。その結果、店舗での正社員に対する業務範囲、責任が大きくなっています。新入社員の教育・フォローは疎かになり、新入社員の離職に繋がっている一面もあります。成長している需要のある企業だからこそ、社員の教育システムもしっかりすべきでしょうが、現状は若者の大量採用、大量退職で運営しています。


▮昇進システムと役職ポスト

やる気と能力があれば副店長、店長、生鮮チーフに5年程で昇格できるシステムになっています。しかし、店長などの役職が付いたとしても手取りは平社員の時よりほんの少し増える程度です。またそれより上のSV(スーパーバイザー)、マネージャー職の席は、店舗数が増えても殆ど増えることが無いため、店長から上は事実上目指せなくなっています。仮にSV、マネージャーに昇進したとしても、人は増えないのに、店舗数のみ増えるので、必然的に仕事量が増え苦しむことになります。SV職等の管理職の席をもう少し増やすべきでしょうが、会社が方針として管理職クラスのポストを増やさないと決めているので、その見込みは薄いでしょう。


▮店舗で働く女性の事情

店舗業務は力仕事もあり、女性には少しきついと感じる事があるかもしれません。体育会系出身であったりとか、力仕事に対して抵抗がない人でなければ、なかなか勤まらないと思います。そういった事情から、本社スタッフ(人事・総務・経理・財務など)を希望する女性社員は多いですが、本社管理部門に配属される女性社員は経験のある中途採用者がメインで、あとは高学歴者(有名大学を卒業している)か産休前育休明けの人など店舗勤務が難しい人くらいです。思うようなキャリアは望めないと退職する女性社員は多いです。

0 件のコメント:

コメントを投稿